@phdthesis{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00008646, author = {小川, 徹 and Ogawa, Toru}, month = {}, note = {ビジュアルプログラミングでは,図式表現を用いてプログラムを記述したり,図式表現を媒介としてプログラムの編集や実行を行うことが広く行われている.しかし,図式表現の編集はテキストと比べて操作が複雑であり,テキストを用いたプログラミングに比べて手間が掛かるという操作における問題がある.また,全ての情報を図式表現により過不足なく表現すれば全てが理解しやすくなるというわけではない.逆に,ユーザに対して過大な情報を提供するという視覚化における問題が発生する可能性もある. 本論文では,ビジュアルプログラミングにおける作業を容易にするために,操作における問題と視覚化における問題を解決し,使いやすいビジュアルプログラミングを 提案することを目的とする.まず,代数的仕様記述言語においてプログラム編集上のすべての操作を図式表現への直接操作によって実現できることを,システムCafePieを実装することによって示した.図式表現への直接操作には,ドラッグ&ドロップ操作によるノード指向の操作により実現した.これによりテキストエディタと同じくらいの時間でプログラムの入力ができることを実験により確認した.また,情報の提示や把握における問題の解決のために使用する場面に応じて表示方法の変更を可能とする視覚情報のカスタマイズが必要となる.視覚情報のカスタマイズにおいては,操作結果を対話的にユーザに提示することにより直接操作を用いて視覚情報のカスタマイズが行えるようにした.この直接操作による視覚情報のカスタマイズをシステムに実装することで,直接操作を用いて手早く行えるようになったことを確認した.最後に,視覚情報のカスタマイズをプログラムをプログラム実行に応用することで,ソースコー ドに直接書く込むことなくプログラム実行における視覚情報を変更できることを,システムに実装することで確認した.また,プログラム実行表示にアニメーションの定義を視覚的に行えるようにした.アニメーション定義上で視覚情報を変更できるため,動きによる強調以外にも色を変更するような見た目の強調も可能であることが言える. 本論文で述べられている,ノード指向の直接操作,視覚情報のカスタマイズにおける直接操作を用いた配置方法は一般にも有用であると思われる.また,プログラム実行におけるアニメーションの設定は,前後置換ルールを用いて動作を定義するようなビジュアルプログラミングシステムにも適用可能である., 2002}, school = {筑波大学, University of Tsukuba}, title = {ビジュアルプログラミングにおける視覚情報のカスタマイズ手法に関する研究}, year = {2003} }