@techreport{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00000067, author = {眞板, 秀二 and Maita, Hideji}, month = {}, note = {一般の人々の環境意識の高まりを背景として、土砂制御という単一目的の砂防から景観、生態系にも配慮した多目的砂防への転換を迫られている。これを受けて、行政的には環境砂防が推進されつつある。しかし、環境砂防は主として砂防施設に景観計画や魚道を取り込むという方法で実施され、砂防施設が渓流生態系にどのような影響を与えるかという観点からの対応はほとんどなされていない。生態系保全への関心がこれまで以上に高まっていくことを考えると、砂防事業の渓流生態系に及ぼす影響の解明は避けてとおれない問題である。すなわち、データに基づいた土砂制御と渓流生態系保全の両立の検討が急務となっている。しかしこの種の検討には長期間の現地でのモニタリングデータが不可欠であり、基礎データの収集をすぐに行わなければならない時期にきている。本研究では、筑波大学川上演習林の鞍骨流域を研究対象地に選定し、流量、浮遊土砂・有機物流出量などの基礎データの収集を行うとともに、瀬・淵構造が河川を構成する基本的な地形要素である同時に生物の生息を規定する重要な環境要素であるという観点から、研究対象渓流の瀬・淵(step-pool)構造の把握を行い収集データと瀬・淵(steo-pool)構造との関連を検討した。なお、本研究の表題にある瀬・淵という用語はstep-poolを含む広義の意味で用いているが、本文では瀬・淵とsteo-poolを区別してそれぞれ狭義の意味で使用している。, 科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))研究成果報告書 平成8-9年度 課題番号:08660174}, title = {渓流の瀬・淵構造と浮遊土砂・有機物の流出および水質との関連に関する観測研究}, year = {1998} }