@article{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00052498, author = {野口, 惠美子 and NOGUCHI, Emiko and Kato, Yukinori and Takabayashi, Tetsuji and Sakashita, Masafumi and Imoto, Yoshimasa and Tokunaga, Takahiro and Ninomiya, Takahiro and Morikawa, Taiyo and Yoshida, Kanako and Fujieda, Shigeharu}, issue = {4}, journal = {耳鼻咽喉科免疫アレルギー, Journal of Japan Society of Immunology & Allergology in Otolaryngology}, month = {}, note = {好酸球性副鼻腔炎(ECRS)は,鼻腔内に多発性鼻茸を有し,鼻茸・末梢血中に好酸球増加を伴う難治性副鼻腔炎である。次世代シーケンサーを用いた,鼻茸のRNA-sequencingにおけるtranscriptome解析では,ECRS患者の鼻茸でCST1の発現が高い傾向にあった。我々はCST1がECRSの病態に関与していると考え,ECRSの鼻茸内でのCST1の発現や働きについて詳細な検討を行った。CRSwNP患者の鼻茸内におけるCST1の発現に関して,real-time PCRを用いたmRNAの発現・免疫組織化学を用いた解析では,non-ECRS患者群に比べて,ECRS患者群でCST1が有意に高発現していた。特にCST1はsevere ECRSの鼻茸上皮で強い発現を示していた。つまり,CST1の発現は,ECRSの難治性や再発性と関連する。ECRS由来の鼻茸上皮細胞を精製し,IL-4+dsRNA+CST1で刺激すると,IL-4+dsRNAで刺激した時に比べて,TSLPの発現が有意に上昇した。鼻茸上皮細胞へのTSLPあるいはIL-33の刺激は,CST1の発現を誘導した。また,ECRS由来の鼻茸線維芽細胞に対するCST1の刺激は,CCL11とperiostinの発現を誘導した。CST1は鼻茸内において,ECRSの鼻茸形成・増悪に関わる様々な因子と相互作用することにより,Th2/好酸球性炎症として作用し,鼻茸の重症化,難治性,再発に関わる。ECRSの鼻茸に対して,CST1をtargetとした治療戦略が有用となる可能性がある。本稿では,CST1のECRSにおける役割を中心に解説する。}, pages = {261--266}, title = {好酸球性副鼻腔炎におけるCST1の発現と機能的解析}, volume = {36}, year = {2018}, yomi = {ノグチ, エミコ} }