@techreport{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00000269, author = {谷口, 祥一 and Taniguchi, Shoichi}, month = {}, note = {図書館等において構築されている目録や書誌データベースは、対象とする情報メディア(記述対象資料群)の複雑多様化、利用者要求の多様化・高度化に伴う各種の問題に直面している。本研究は、これらの問題に対して根本的な解決を図るべく、書誌データ(目録データ、メタデータ)作成において基盤とされている書誌的実体レベルを変更し、より上位レベル実体を基盤として選択したデータ作成方式を提案し、その有効性および実現可能性を検証することを目的としている。その目的に向けて採用した基本的なアプローチとは、現行の書誌データ作成が、概念モデルのレベルでは、個々の記述対象資料の知的・内容的まとまり(実体work:「著作」)が何らかのフォーマットをもって特定の記録媒体に固定化された段階を指すmanifestation(「具象化物」)を基盤としているのに対して、それに換えてテキストの段階に対応する実体(テキストレベル実体)を基盤として採用することである。ここで「テキスト」とは、著作が文字・数字、楽譜記譜、舞踊記譜、音、画像等を用いて表現されたものを指している。 テキストレベル実体を基盤とした書誌データ作成により、例えば以下のような成果が期待でき、その結果、書誌データの有効性を格段に高めることができる。 (1)同一テキストが複数の媒体や形態において出現する、いわゆるMultiple versionsないしformat variationの問題に、現行処理方式は適切に対処できていない。それに対して、テキストのレベルでこれら資料群を表現することにより、根本的な解決法を提供できる。(2)利用者が通常求めているのは、manifestationではなく、テキストもしくは著作であると想定される。そのため、テキストそのものおよびテキスト間の各種関連について、より多くの情報提供が要請されており、本研究で提案する方式はこれに適切に応えることができる。 ..., 科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書 ~ 平成13年度-平成14年度 課題番号: 13680477, タイトルは奥付けより}, title = {基盤とする実体レベルの変更を伴う書誌データ(メタデータ)の構成方式に関する研究}, year = {2003} }