@misc{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00025862, author = {西村, 泰一 and NISHIMURA, Hirokazu}, month = {}, note = {Euclidと言えば、古典幾何学を集大成した原論であるが、これは決して読みやすい書物ではない。後世に伝わる逸話によると、原論の難しさに音を上げたプトレマイオス朝の創始者、プトレマイオス1世は、ある日Euclidにもう少しやさしく勉強する方法はないかと尋ねたそうです。これに対するEuclidの返答が有名な”There is no royal way to geometry”です。ただし、このEpisodeについては異説があり、有名なAlexander大王が数学者のMenaechmusに同様の質問をして、この種の返答を得たとするものもある。Menaechmusは、HippocratesやArchimedesと並んで、古代ギリシャにおいて既に3次方程式の解法に肉薄していたとされている。ただし、解法とは言っても、近代に入ってからの代数的な解法ではなく、円錐曲線と円の交点としてとらえる幾何学的なものである。この幾何学的代数学(Geometric Algebra)とでも呼ぶべきやり方は、セルジュク朝のOmar Khayyamによってさらに発展させられ、任意の3次方程式の解法に至っている。彼は、これは定規とCompassだけでは作図できないことも見抜いているが、その証明は700年以上後の話となる。 ☆☆☆ ここでは最初の説にしたがった想像図を描いてみた。御鑑賞いただきたい。 ☆☆☆ またこの英文の漢文訳を添付した。漢文と言えば、近代に入るまで、中国だけではなく、日本、Vietnum、朝鮮等をひとつの文化圏として結びつける重要な役割を果たした。中国自体でも、口語は、場所によって、また時代によって、大きく変化するが、文章語としての漢文は驚くほど安定している。そうした時代への私のNostalgiaも共有してもらえれば、幸いである。}, title = {There is no royal way to mathematics Ⅱ}, year = {2011}, yomi = {ニシムラ, ヒロカズ} }