@misc{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00025032, author = {西村, 泰一 and NISHIMURA, Hirokazu}, month = {}, note = {Black Holeは熱を持つので、Hawking放射と呼ばれる電磁放射の形でEnergyを放出する。 その結果、Black Holeは最後には質量を失い、完全に蒸発し、後に残るのはHawking 放射の光子だけである。 面白いことに、Black Holeに落ち込んだ物体の質量は必ずHawking放射として戻ってくる。 しかしHawkingはBlack Holeに飲み込まれた情報は永遠に失われると主張した。 これに疑念を表したのが、Susskindや彼が尊敬してやまないGerard 't Hooft(1999年にVeltmanと一緒にNobel物理学賞を受賞)である。こうしてBlack Hole戦争は勃発する。1981年の話である。 HawkingはBlack HoleがRandomさを作り出すと主張し、 そのためHawking放射がBlack Holeの近傍を脱出する前に情報はすべて失われると主張した。 量子力学は自然法則にRandomさを持ち込むが、これはかなり制御されたものであるにもかかわらず、Hawkingは量子力学が許容している以上のRandomさを主張している。そのため、 このHawkingの主張はParadoxicalに響くのである。このHawkingの間違いを 証明するのにSusskindは28年という時間を費やした。Susskindの勝利の雄叫びは『宇宙のランドスケープ 宇宙の謎にひも理論が答えを出す』(日経BP社, 2006)の最終章でもみることが出来るが、彼はそれだけでは満足せず 『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』(日経BP社, 2009)という一書をこの話題にだけ費やした。なかなかPolemic(論争好き)な御仁である。ここではこの二人の論争を芸術的に表現してみた。 御笑覧いただきたい。}, title = {The Black Hole War}, year = {2011}, yomi = {ニシムラ, ヒロカズ} }