@techreport{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00000213, author = {木村, 富士男 and Kimura, Fujio}, month = {}, note = {雷雨がどこでいつ発生するか正確に予報することは,数値予報をもってしても難しい.気象レーダは現状をとらえる有効な手段であるが,雨粒からのエコーをとらえているため,降水が発生してからでないと観測できない.雲や降水になる前の水蒸気の動態をとらえることが,雷雨をはじめとするメソ擾乱のメカニズム解明と予報のための重要な鍵の一つになっている.本報告のはじめの7編は山岳や海陸のコントラストによる熱的局地循環による水蒸気輸送と降水頻度の関係を日変化に視点を置いて,観測,データ解析,数値モデルにより解明しようとしたものである.この研究がスタートした時期にGPSによる可降水量の観測が気象学的解析に耐えうる十分な精度を持っていることが明らかになり,本研究でもこれらのデータを積極的に活用した.この結果,夏の関東周辺の山岳地に発生する対流性降水と局地循環による水蒸気輸送は極めて深い関係があることが明確となり,局地循環の活動とそれによる水蒸気輸送を的確に把握することが夏の雷雨を予報する上で重要であることが明らかになった.後半の3編は主として力学的な効果によって地形の風下海上にできる局所的な循環とそれによる水蒸気輸送や雲の生成を扱った研究で,冬の日本海にできる筋状雲や収束雲と密接に関係する研究である. ..., 科学研究費補助金(基盤研究(B)(2))研究成果報告書 ~ 平成8-10年度 課題番号: 08454128}, title = {降水の日変化と局地循環による水蒸気輸送の研究}, year = {1999} }