@techreport{oai:tsukuba.repo.nii.ac.jp:00000201, author = {中内, 啓光 and Nakauchi, Hiromitsu}, month = {}, note = {T細胞は免疫系の司令塔であると言われているように、免疫系の制御にかかせない重要な細胞である.全ての血球細胞は造血幹細胞から骨髄中で産出されるが、T細胞だけは例外で、その分化と増殖には骨髄の外にある胸腺という臓器が必要である.免疫系の大きな特徴の一つであ自己と非自己の認識はT細胞の前駆細胞が骨髄から胸腺にたどり着き、胸腺内で分化成熟をとげるあいだに自己の抗原と全く反応しないか、あるいは強く反応しすぎるようなT細胞が除かれることがその基本的な機構であることがわかっている.これらの反応は正の選択・負の選択と呼ばれ、T細胞の抗原認識を司るT細胞受容体を介した信号が中心的な役割を担っている.しかし同一のT細胞受容体がどのようにしてあるときはT細胞の分化成熟を助け(正の選択)、またあるときはアポトーシスを誘導する(負の選択)のか、そのメカニズムは以前として不明である.本研究では、骨髄造血幹細胞からはじまるT細胞の分化の経路からはじまり、胸腺内での正と負の選択の分子機構ならびに第3のT細胞と呼ばれるNKT細胞について米・仏・豪の研究チームと共同研究を行い、学振特別研究員や大学院生のレベルkらの国際交流を通じて数多くの新知見を得ることができた. ..., 科学研究費補助金国際学術研究(共同研究)研究成果報告書 ~ 平成8年度-9年度 課題番号: 08044242}, title = {T細胞の分化機構とその異常}, year = {1998} }