2024-03-28T11:15:48Z
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2024-03-22T05:06:36Z
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3:2651:2653
悟り
Serenity
西村, 泰一
ニシムラ, ヒロカズ
NISHIMURA, Hirokazu
中国の歴代王朝は必ずといっていい程、
その末期になると農民反乱に苦しめられている。
短い王朝だったが新王朝は赤眉の乱が主たる原因の
ひとつとなって滅んでいるし、これを平定した劉秀は後漢の
祖となっている。その後漢も黄巾の乱が誘発した混乱が致命傷と
なって滅んでいる。唐末の黄巣の乱は唐王朝の権威をおおいに
失墜させ、滅亡へと誘っている。☆さて、それらの農民反乱の
嚆矢となるのが、秦末の陳勝・呉広の乱で、この乱に
乗じて反旗を翻した項羽と劉邦が垓下の戦いに雌雄を決して
勝った劉邦が漢王朝を開いている。☆さて陳勝であるが、”王侯将相寧有種也”
はとても有名な彼の言であるが、ここで額縁風に用いた”燕雀安知鴻鵠之志哉”も
彼が常日頃から口ずさんでいた言葉として有名である。この作品では
形にできない”悟り”を敢えて形にしてみた。ご笑覧いただければ、幸いである。
この作品は2016年5月25日~6月6日、国立新美術館にて展示されました。
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2016
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